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経理処理(仕訳)はどうしたらいい?

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このページでは法人クレジットカードを契約した場合、
経理担当者はどのような会計処理、仕訳を入れれば良いのかについて書いています。

クレジットカードで購入することの問題点、、というか疑問点。

銀行振込、現金払いと違いクレジットカードで決済すると、購入した日とお金が引き落とされる日に違いが出ます。例えば、「月末締め、翌月27日払い」のカードの場合、1月に決済した分の支払いは2月27日になります。支払いは後で良いよーってことですね。

ただ問題になるのが会計帳簿への記載方法。

複式簿記では「発生主義」にもとづき、その取引はいつ発生したモノなのか?を
正確に記録しなければいけないという原理
があります。

つまり、1月に決済したモノは1月の取引として仕訳を入れる必要があるわけです。

現金取引や銀行振込なら

1月10日 消耗品/現金 10,000円
1月15日 消耗品/普通預金 15,000円

と一本の仕入れで完了しますが、クレジットカード決済の場合はこう単純にはいきません

「未払金」で処理すればOKです!

おすすめはすべて「未払金」で計上する、です。
(勘定科目「未払金」には補助科目としてカード名を設定しておくよりわかりやすくなります。)

つまり、

1月10日 消耗品/未払金(補助科目:カード名など) 10,000円 ← 各発生を記録
1月15日 消耗品/未払金(補助科目:カード名など) 15,000円
1月20日 旅費交通費/未払金(補助科目:カード名など) 21,000円
1月26日 車両関連費/未払金(補助科目:カード名など) 5,000円

2月27日 未払金/普通預金 51,000円  ← 翌27日に銀行口座から引き落とし

一端「未払金」として仕訳を入れることで全発生を正確に記録しておき、翌月27日に銀行口座からカード利用分が引き落とされるタイミングで未払金を処理するというやり方です。

この仕訳であれば完璧に発生を記録することができます。
そして、支払日(銀行からの引き落とし日)にいれる仕訳で一気に未払金が相殺されるので気持ちも良いです(笑)

会計ソフトへの入力についてですが、クレジットカードで決済した利用明細はインターネット上でデータとしてダウンロードできたり閲覧できたりします。 もちろん、紙の明細書として受け取ることもできますのでご安心を。ここで、会計ソフトに補助元帳として「未払金帳」を作っておくとカードの利用明細の入力はこの未払金帳に入力するだけでよくなります(未払金帳に入力したものは全て「未払金」として仕訳が入ります)。これもおすすめですよ。

「データ」として取れるのがポイント。
パソコンに詳しい方ならおわかりだと思いますが、ほぼ全ての会計ソフトはCSVファイルでの取り込みに対応しています。データで取れるということは、エクセルを利用することで簡単にCSVファイルに加工することができます。

ご利用中の会計ソフトに合わせてデータを加工してあげれば、各利用明細を一発でインポートできるので入力の手間が一気にラクになるというわけです。

税理士事務所などに帳簿入力を任せている企業であれば、税理士さんに利用明細をデータで渡すと喜ばれます。税理士事務所での手間も軽減されるからです。

税理士事務所がラクになるということは・・・
作業効率が上がって税理士事務所が楽になるのであれば顧問料安くならないですかね?

実はクレジットカード明細のデータ化などにより会計ソフトへの入力を軽減できるようになると顧問料(のうち、データ入力分が対象)を安くしてくれるところは結構あります。
毎月、細かい金額の現金取引がある企業が、法人クレジットカードの導入により経理処理を軽減すると入力が楽になったという理由で顧問料を安くしてくれるんです。

法人カードを導入して、取引内容をデータで渡せるようになるのであれば、顧問税理士さんに相談してみても良いと思います。

もっと別の方法で綺麗に仕訳をいれる事も可能だと思いますが、このやり方が一番シンプルでわかりやすいと思います。管理人の顧問税理士さんからも太鼓判をもらっております。

以上、企業がクレジットカードを導入したときに会計処理についてでした。

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