UC法人カードを徹底分析する
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UCの法人・個人事業主向けクレジットカード。
UCの法人・個人事業主向けクレジットカードです。
スペック自体はオーソドックで、ビジネスで使うカードとしては過不足なくバッチリ満たされています。ポイントプログラムは「永久不滅ポイント」で、有効期限がないので、ジックリとポイントを貯めてからギフト券などに交換できるのは嬉しいですね。
社員に持たせるなど複数のUC法人カードを発行してもポイントは1箇所にまとめられます。
UC法人ゴールドカード | UC法人カード | |
---|---|---|
券面 | ||
年会費 | 11,000円(税込) | 1,375円(税込) |
追加カード年会費 | 2,200円(税込)/枚 | 1,375円(税込)/枚 |
ETC発行枚数 | 99枚までOK | |
ETC年会費 | 無料 | |
限度額 | 原則50万円~500万円 | 原則20万~300万円 |
国際ブランド | ||
海外旅行傷害保険 | 5,000万円(自動付帯) | ー |
国内旅行傷害保険 | 5,000万円(自動付帯) | ー |
ショッピング補償保険 | 年間300万円まで | ー |
空港ラウンジ | ○ | ー |
- 新規発行で全員にUCギフトカード5,000円分をプレゼント
- 使用者追加で最大10,000円分のUCギフトカードがプレゼント(1名毎に5,000円分が追加、最大2名分まで対象)
2017年10月31日(火)までの申込み、11月30日(木)までに発券された方が対象
UC法人カードは王道のビジネス向けクレジットカードです。良く言えば「ベーシック設計」、意地悪な言い方をすれば「普通」という感じ。
目的がはっきりしていて、このカードを導入することで、経費の支払いが法人口座(個人事業主の方は、ビジネス用口座)からまとめて引き落としされるようになります。出張の経費や接待交際費、事務用品の購入などに伴う仮払い・精算業務がなくなるので事務作業がめちゃくちゃ楽になります。
いつ、誰が、何の目的で、何を買ったのか??というのが、カードの利用明細書をみれば一目瞭然。領収書の山から探らなくても良いというわけです。
もうひとつ、カードを導入することで支払いがまとめられます。
UC法人カードの場合、毎月10日締めの翌月5日払いです。仮払いや立替、領収書の精算という面倒な事務仕事がなくなって、翌月にまとめて引き落とされるので事務作業はホントに楽になります。キャッシュフロー的にも支払いまでの日数が最長55日になるので助かりますよね。
ここまでのことは、どの法人クレジットカードを導入しても同じ効果を見込むことができますので、ここからはUC法人カードだけの特徴について書いていきます。
いくつかポイントがありますが、一番大きいのは「永久不滅ポイント」と還元率についてですね。
永久不滅ポイント
「永久不滅ポイント」と聞くと、「ん?セゾン永久不滅ポイントなら聞いたことあるけど、それとは別なの?」と思うかもしれません。
これ、同じなんです。
UCカードはセゾンカードと提携していて、UCカードで貯まるポイントもセゾンと同じ永久不滅ポイントです。 その名の通り、「ポイントに有効期限がなく、永久にじっくりと貯めることができる」というものです。
この永久不滅ポイントはかなり秀逸なポイント制度です。
永久不滅ポイントの仕組み
仕組みはとてもシンプルで、1,000円のカード利用に付き1ポイントが貯まり、1ポイントの価値は約5円です。
1,000円=1ポイント、 1ポイントの価値=約5円
↑これだけなら大したことはありません。ホントに“普通”としか言いようがないものなのですが、セゾン・UCのポイントモール「永久不滅.com(ドットコム)」を使うとポイントの貯まりやすさが跳ね上がります。
ネットで何か買い物をする前に、永久不滅.com(ドットコム)を一度経由するだけで、貯まるポイントは2〜最大30倍になります。
つまり、最大で1,000円=30ポイント獲得できるというわけです。1ポイントの価値は5円なので、30ポイントだと150円。
計算の速い経営者の方ならピンとくると思いますが、1,000円で150円分のポイント、つまり15%分もポイントで帰ってくることになります。
これはかなりデカいですよね。
ただ気になるのが、永久不滅.com(ドットコム)を使って自社が必要なものを購入できるか?ということ。いくらポイントがめちゃくちゃ貯まると言っても、ビジネスで使うカードですから、必要なものが買えないのであれば意味がありません。
これもバッチリです。
なぜなら、永久不滅.comには2016年4月現在で545ものショップが登録されていて、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングという大手ショッピングモールも網羅されています。この3つが参加してくれていれば、ネットで買えないものはほぼ無いと言ってもよいはずです。
経費の支払いを一本化させるという意味では、電気・ガス・水道などの公共料金をはじめ、携帯電話やプロバイダ、新聞など今まで現金払いや銀行引き落としにしていたものをこのUC法人カードで払うようにすると管理が楽になります。また、こうすることで毎月着実に永久不滅ポイントが貯まっていきます。
ポイントモールを経由しないのでこれらの場合は、ポイント加算は1,000円=1ポイント=5円のレートですが、どうせ毎月払うものなので一本化したほうがお得だし楽ちんです。
貯めたポイントが何に交換できるのかについては、永久不滅ポイントの公式サイトに載っていますが、法人・個人事業主の方に利用価値があると思われる代表的なのは次のものです。
- アマゾンギフト券:200ポイントで1,000円分のAmazonギフト券に交換
- Tポイント:100ポイントをTポイント450ポイントに交換
- 楽天スーパーポイント:200ポイントで1000ポイント
- UCギフトカード:1000ポイントで5000円分のギフト券(1,000円×5枚)
- ANAマイル:200ポイントで600ANAマイル
- JALマイル:200ポイントで500JALマイル
各アイテムで交換率が少し違うのですが、どれも有効に使えるはずです。
年会費は一般カードが1,375円(税込)、社員やスタッフに持たせる場合は、カード1枚追加につき1,375円(税込)です。 ゴールドカードは年会費が11,000円(税込)、その後1枚追加につき2,200円(税込)です。
もし仮に、ネットでは一切なにも購入せず、電気・ガス・水道などの公共料金、携帯電話・プロバイダ、新聞など今まで現金払いや銀行引き落としにしていたものをこのUC法人カードに切り替えるだけとしましょう。
少なく見積もっても月に5万円は使いますよね。10万円を超えるのが普通でしょうか。
5万円だとして、1年間で60万円(5万円×12ヶ月=60万円)です。
60万円で貯まるポイントは600ポイント。
月に10万円使うなら、年間120万円。貯まるポイントは1200ポイント。
上記のように200ポイントでAmazonポイント、楽天ポイント等は1,000円相当に交換できます。600ポイントなら3000円分、1200ポイントなら6000円分のポイントに交換できるというわけです。
これに永久不滅.comを使って自社にひつようなものを決済していけば更にポイントは加算されるわけですから、年会費分の元は楽々取れてしまうということですね。
永久不滅ポイントに有効期限はありませんので、たっぷりためてから一気に交換するというのも全く問題なしです。
複数のUC法人カードを発行したら、ポイントは代表者カードに集約する
経営者の方なら少し気になるのが複数のカードを発行した場合のポイントはどうなるのかということ。
結論をいうと、ポイントは代表者のカードにすべて集約されます。
社員に持たせたカードで経費を決済してもポイントは代表者カードにまとめられます。
なので、社員が追加カードで決済した分のポイントも無駄なく会社のものとして利用することができます。
ETCカードは99枚まで発行OK
社用車が何台もある場合、ETCカードも複数欲しいですよね。
UC法人カードの場合、1枚のカードに付きETCカードの発行は99枚まで認められています。
中小企業であればこれだけのETCカードが発行できるのであれば全く問題ないはずです。
もちろんETC利用分もカードの利用金額になります。毎月10日締め翌月5日にまとめて一括で請求されます。
利用可能枠は一般カードが20〜300万、ゴールドカードが50〜500万
公式サイトによると、UC法人カードの利用限度額は一般カードが原則20〜300万、ゴールドカードが原則50〜500万となっています。
幅が広すぎて何なんだ?という感じです(汗)
これはクレジットカードではよくあることなのですが、最初は限度額を小さめに設定しておいて、利用実績に応じて増やしていくということです。
利用した分を延滞なくちゃんと支払いしていれば最大金額まで増枠してくれるよということですね。
ゴールドカードなら保険が充実!
一般カードにしようか、、それともステータスも感じられるゴールドカードにしようかと迷うかもしれません。
正直なところ、カードの年会費は経費で落ちる(勘定科目:諸会費など)わけですから、あまり細かいことを気にしない経営者のほうが多いと思います。
もしそうであれば、ゴールドカードの方がおすすめです。
理由はステータス性があるのが一番ですが、それ以外にも旅行傷害保険が自動付帯することと、ショッピング補償保険がつくことです。
UC法人一般カードにはこれらの保険が一切ついていません。
だから年会費も安いのですが。
海外旅行保険5,000万円(自動付帯)、国内旅行保険5,000万円(自動付帯)
国内外に出張や旅行で出かける際には、保険があったほうが安心です。
このUC法人ゴールドカードであれば、最大5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯します。
自動付帯というのは、このカードを持っているだけで保険が適用されるというもの。旅費の一部をこのカードで決済していないと適用されないとか、そういう条件は一切なし。持っていればOKです。
ショッピング補償保険
自社で必要なものを購入したけど盗まれたとか、破損したという場合、UC法人カードで購入したものであれば購入日から90日間、年間300万円まで補償されます。ただし、1事故あたり1万円の事故負担(免責)が必要です。
盗難や破損(壊れた)についてはメーカー保証が付きませんから、このショッピング補償保険は魅力的だと思います。
特に、高額なものを買って盗まれたり壊れたりした時のことを考えると保証があったほうがリスク管理の面からも良いでしょう。
これも一般カードには付きませんが、ゴールドカードには付帯します。
支払日は毎月10日締め翌月5日払い。1回払のみ。
UC法人カードは毎月の締め日、支払日は決まっています。
「毎月10日締め翌月5日払い」です。
そして、支払い方法は「1回払い(一括払い)」のみです。
分割払いやリボ払いには対応していません。
考え方はいろいろあるかもしれませんが、管理人は分割やリボ払いにして無駄は利息を払うのはアホらしいと思いますので1回払いだけでも良いと思います。
もし資金繰りが…という場合は、素直に銀行から融資してもらったほうが金利も安くて利口だと思います。
申し込み方法がめんどくさい。。
全体的にとてもベーシックな設計の良いカードですが、一点だけちょっとここは、、と思うところがあります。 それが、申し込み方法です。
公式サイトから申し込みボタンをクリックし、必要事項を入力した後に、申込書類(PDFファイル)をダウンロードし、印鑑をおして郵送する必要があります。
今どき全部ネットで完結して欲しいと思うのですが、UC法人カードの申し込みはPDFファイルです。
これだけがちょっと面倒です。
まぁ、会社名や代表者名、住所、電話番号など必要なものが入力されたPDFファイルがダウンロードできるのでそんなに手間ではないと思います。
同封する必要書類は、
法人の場合、
登記事項証明書/登記簿謄本/印鑑登録証明書(いずれか1点)
※発行日から6ヵ月以内の原本またはコピー
個人事業の場合、
運転免許証または運転経歴証明書/各種健康保険証/パスポート など(いずれか1点)
以上です。
最後にカードのスペックを下の表にまとめました。
UC法人ゴールドカード | UC法人カード | |
---|---|---|
券面 | ||
年会費 | 11,000円(税込) | 1,375円(税込) |
追加カード年会費 | 2,200円(税込)/枚 | 1,375円(税込)/枚 |
ETC発行枚数 | 99枚までOK | |
ETC年会費 | 無料 | |
限度額 | 原則50万円~500万円 | 原則20万~300万円 |
国際ブランド | ||
海外旅行傷害保険 | 5,000万円(自動付帯) | ー |
国内旅行傷害保険 | 5,000万円(自動付帯) | ー |
ショッピング補償保険 | 年間300万円まで | ー |
空港ラウンジ | ○ | ー |