アメックス・ビジネス・グリーンは個人用グリーンよりも海外旅行保険が豪華!2枚の違いをくわしく比較
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アメックス・ビジネス・グリーン(年会費13,200円(税込))は、コスパ重視の人にはメチャクチャいい法人クレジットカード。
アメックス・ビジネス・ゴールド(年会費36,300円(税込))の半分以下の年会費なのに、海外旅行サービスが手厚い優良カードなんです。
ただ、アメックスのグリーンと言えばこのビジネスカードだけでなく、個人用カードも発行されています。
中には「ビジネス・グリーンと個人用のグリーン、どう違うの?」と気になっている人も多いのでは?
結論からいうと、ビジネス・グリーンは個人用のグリーンよりも海外旅行保険と海外からの電話サポートが優れているのが大きな特徴。
ちなみに、ビジネス・グリーンの海外旅行サービスは、ビジネス・ゴールドとほとんど変わらないんです!
でも、当サイトとしてはアメックスのビジネス・グリーンをせっかく持つのなら、個人用グリーンとセットで持つことをオススメします。
アメックスは、ビジネスカードと個人カード、それぞれで貯まったポイントを合算してマイルなどに移行できるという大きな特徴がありますからね。
そこでこのページでは、アメックス・グリーンのビジネスカードと個人カードを比較してみました。
このページを読めば、いかにアメックスのビジネス・グリーンがお得でコスパの高いカードか、おわかりいただけるはず。
アメックス・ビジネス・グリーン | アメックス・グリーン(個人向け) | |
---|---|---|
券面 | ||
年会費(税込) | 13,200円 | |
追加カード(家族カード) 年会費(税込) |
6,600円 | |
限度額 | 審査により個別に決定 | |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) 疾病・傷害は最高300万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) 疾病・傷害は最高100万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ショッピング保険 | 最高500万円 | |
国際ブランド | ||
入会ボーナス | 初年度年会費無料(本カードのみ) | 入会後3か月のカード利用金額に応じて最大17,500ボーナスポイント |
公式サイト | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの申し込みはこちら | アメリカン・エキスプレス・カードの申し込みはこちら |
ビジネス・グリーンと個人用グリーン共通のサービス
アメックス・ビジネス・グリーンと個人用グリーン。
同じアメックスが発行しているグリーンカードということで、共通している付帯サービスがたくさんあります。
グリーンはアメックスの中ではもっとも年会費が低いですが、それでも13,200円(税込)。
そのため、ほかの法人ゴールドカードと同等のサービスが付帯しています。
それどころか、事前入金や手厚い旅行・空港サービスはアメックスにしか付帯していません。
ここから、アメックスのビジネス・グリーンと個人用グリーンに共通の、ほかの法人カードにはない付帯サービスを紹介します。
事前入金で限度額以上に決済できる
アメックスと言えば手厚い旅行サービスに目が行きがちですが、事前入金ができるのがもっとも大きな特徴です。
事前入金というのは、前もってアメックスにお金を振り込むことにより、限度額に関係なく決済ができるしくみのこと。このサービスは、ビジネス・グリーン・個人用グリーンのどちらでも利用できます。
ビジネス、プライベートともに、できることならそれぞれ1枚のカードに支出を集約させて一元管理したいところです。
特にビジネスだと、毎月の経費の金額や明細をひと目で把握したいところ。
でも、多くの法人カードだとメインに使っているカードが限度額の関係で決済できないと、サブの法人カードで決済したり個人カードで立て替えるケースも多々あります。
その点、アメックスなら事前入金を活用することによって1枚のカードに支出を集約できるというわけです。
そのため、限度額が理由で決済できず、経費とプライベートの出費が結局はゴチャまぜになってしまうという事態を避けることができます。
アメックスなら税金のクレジット決済も可能
この事前入金が真価を発揮するのは、法人税や事業税、消費税など高額な納税。
国税はクレジットカードで納付すれば、ポイントが付与されるため振込や銀行窓口で納付するよりもお得です。
多くの法人カードが国税の納付に対応していますが、実は限度額の関係で結局カード決済できないことがほとんどなんです(泣)
その点、アメックスなら事前入金すれば高額な納税も問題なく決済できるというメリットがあります。
そして、経費にならない個人所得税や固定資産税が高額な経営者も多いはず。
その場合も個人用のグリーンで事前入金すれば、限度額に関係なく納付できてポイントが付与されるというメリットがあります。
この事前入金を利用したいためだけにアメックスのビジネスカードと個人カードを2枚持ちしている経営者の方は、管理人の周りにもけっこうたくさんいらっしゃいます。
実際、管理人自身も法人税や消費税の納付にはアメックスを使っていますし。
年会費の低いグリーンで事前入金できるのがメリット
なお、この事前入金はグリーンだけでなく、アメックスならゴールドやプラチナでも利用可能です。
ただ、グリーンの年会費13,200円(税込)は、ゴールド(年会費3万3千円前後・税込)やプラチナ(年会費14万3千円(税込))とくらべると低額です。
これだけの低コストで事前入金を利用できるのがアメックス・グリーンのメリットです。
ここで説明した事前入金のしくみが利用できる法人カードは、アメックス以外にはほとんどありません。
そのため、「ビジネスやプライベートでの支出を、1枚ずつのビジネスカードと個人カードにまとめて管理したい!」という経営者の方にとっては、アメックスを選ぶ大きな理由になります。
アメックス独自の手厚い旅行・空港サービス
アメックスと言えば、何と言っても旅行サービス。
特に空港サービスは、アメックス独自で他の法人カードでは利用できないユニークなものが付帯しています。
そのため、アメックス・グリーンは国内出張・旅行が多い経営者や、年1〜2回のペースで海外へ行く機会がある経営者に適しています。
アメックス・グリーンのビジネスカード、個人カードに共通で付帯している旅行サービスは、具体的には以下のとおり。
- 電話で出張や旅行の手配ができる「トラベル・デスク」
- 同伴者1名も無料で利用できる「空港ラウンジサービス」
- 空港最寄りの駅やバス停、駐車場からチェックインカウンターまで
専任スタッフが荷物を運んでくれる「無料ポーターサービス」 - 空港周辺の駐車場で割引が受けられる「空港パーキング」
- 特別料金で利用できる「海外携帯電話レンタル」
中でも1〜3番までのサービスを利用できるのはアメックスだけで、ほかの法人カードには付帯していない手厚い内容です。
ここから、アメックスの手厚い5つの旅行サービスについて説明します。
1.トラベル・デスク
出張や旅行で航空券やホテル・旅館、新幹線などの予約するのって、けっこう面倒くさくないですか?
特に行き慣れていない場所への出張や旅行だと、飛行機の日程を選んだり、出張先に近くてコスパのいいビジネスホテルを選んだり…。しかも海外出張や旅行になると、なかなか決められませんよね(汗)
そんなときに役立つのがトラベル・デスク。
専任スタッフが行き先や日程、予算に合わせて航空券やホテル・旅館を提案してくれるという便利さが魅力です。
ほかの法人カードにもトラベル・デスクはありますが、ほとんどはパッケージツアーの中から自分で選んで電話で予約できるだけなんです。自分でH.I.S.とかエクスペディアで選んで予約するのと変わりません(汗)
アメックスのトラベル・デスクは、専任スタッフが提案してくれるという点で、ほかの法人カードよりも優れています。
このサービスはビジネスカード、個人カードのどちらでも利用できるので、ビジネスの出張とプライベートの旅行でまったく同じサービスができる上に、決済するカードはビジネスカードと個人カードできとんと区別できます。
2.空港ラウンジサービス
法人カードの付帯サービスで人気がある空港ラウンジサービス。
これは、空港での飛行機の時間待ちを、静かなラウンジですごすことができるというサービスです。
しかもラウンジ利用料は無料。
経営者の方なら飛行機に乗る前にパソコンでの確認作業や連絡が必要な場合もあるはずですし、そうでなくても飛行機に乗るまでゆっくりすごしたいと思う方は多いはず。
空港ラウンジは通常なら1,000円前後(ラウンジにより若干異なる)の利用料がかかりますが、アメックスのビジネスカードか個人カードを持っていれば無料で利用できます。
この空港ラウンジサービスが付帯している法人カードは、アメックス以外にもたくさんあります。
ただ、アメックス・ビジネス・グリーンと個人用グリーンの空港ラウンジサービスは、以下2点でほかのカードよりも優れています。
- カード会員だけでなく同伴者1名も無料でラウンジを利用できる
- 国内+ハワイ・ホノルルの空港ラウンジも対象
アメックスは、カード会員に加えて同伴者1名も一緒に空港ラウンジが無料利用できる唯一のカードです。ビジネスカード・個人カードどちらも、同伴者は家族や従業員、取引先、もっと言うと友達など、誰でもOK。
そのため、誰と一緒に飛行機を利用する機会が多い経営者の方にとってはアメックスの空港ラウンジサービスは便利です。
また、対象のラウンジも国内すべての空港に加えてハワイ・ホノルルでも利用できるのもアメックスの特徴です。
法人カードによっては利用できる空港ラウンジが国内だけのものもあります。
そのため、出張や旅行でハワイへ行く機会があるなら、アメックスの空港ラウンジサービスを活用できます。
3.無料ポーターサービス
無料ポーターサービスは、アメックスだけの他社法人カードにはないサービス。
空港近くの駐車場や最寄り駅、バス停からチェックインカウンターまで、専任スタッフが手荷物を運んでくれます。
手荷物が1個だけなら、手荷物配送無料サービスを使えば自宅・空港間を無料で配送してくれるのでそれで事足りますが、手荷物が多い場合だと話は別。
この無料ポーターサービスは、運んでくれる手荷物の数に制限がないので、2〜3個の手荷物があるときに重宝します。
たとえば以下のような場合、たくさんの手荷物を積んだ車を空港近くの駐車場に停め、あとはこのサービスを使って専任スタッフに持ち運びをお願いするという活用方法があります。
- 寒い国への出張・旅行で着替えが多い
- 現地でゴルフやサーフィンをするための道具を持って行く
- 出張のために持っていかなければならないものが多い
なお、このサービスは事前に予約が必要です。
4.空港パーキング
空港パーキングは、空港近くのアメックスが提携している駐車場の割引が受けられるサービス。
出張や旅行は空港まで車で移動するという経営者の方にとって嬉しいサービスです。
5.海外携帯電話レンタル
ビジネスでの海外出張なら、海外用の携帯電話をレンタルする経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今はスマホを海外へ持って行けば、特に設定などしなくても日本にいるときとほぼ同じように利用できます。
でも、取引先や従業員に直接電話をかけることが多い経営者なら、海外用の携帯電話をレンタルした方が割安なんです。海外携帯電話は、現地の国内通話や日本への通話料が日本の携帯事業者よりも割安ですからね。
アメックスを持っていれば、JALエービーシーの海外用の携帯電話を割引料金でレンタルできます。
アメックスのビジネス・グリーン、個人用グリーンに共通して付帯している旅行サービスはここまで説明したとおりです。
特に電話1本で出張・旅行の手配ができるトラベル・デスクと同伴者1名も無料の空港ラウンジサービスは、多くの経営者の方が活用できるのではないでしょうか?
無期限にマイルが貯められる!しかも付与率1%
アメックスは、ほかの法人カードとくらべると年会費が高額で付帯サービスが充実しています。
それはここまで説明したとおりなのですが、ポイントとなると大したことないというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
クレジットカードを利用すれば貯まるポイント。
特に法人カードとなると、個人カードよりも決済金額が多くなりがちなので、気になるところ。
実は、アメックスはマイルを貯めるカードとして優れています。
具体的には、アメックスはビジネスカード・個人カード共に100円の決済でANAマイル1マイル分のポイントが貯まる、優秀なマイルカードなんです。
ANA VISA法人カードやANA JCB法人カードでも通常のカード利用だとマイル付与率1%、三井住友カードやJCBカードに至っては0.3%程度。
つまり、アメックスはANAと提携していないのに、ANAカード並にマイルが貯まりやすいのが特徴です。
そのため、ビジネスの経費はビジネスカード、プライベートは個人カード、どちらで決済してもANAマイルが大量に貯まります。
ANAだけでなく17社ものマイルに移行可能!使いみちの幅が広がる
また、アメックスはANAだけでなく提携17社もの航空会社のマイルに移行できるというのも魅力です。
提携航空会社は次の17社
ANA以外の航空会社のマイルに移行すると「1ポイント=0.8マイル」とポイントの価値が下がってしまうものの、出張や旅行で活用できる場面が広がります。
なお、2020年10月からJALマイルの移行にも対応しました。
が・・・JALマイルへの移行レートは「1ポイント=0.4マイル」と、ほかの航空会社とくらべて激悪なので、ハッキリ言って使い物になりません…。
JALと同じワンワールドのブリティッシュ・エアのマイルに移行してJALの特典航空券と交換すれば、お得にJALの特典航空券を手に入れることができるというちょっとした小技もありますよ♪
ちなみに、ブリティッシュ・エアのマイルが貯まるクレジットカードは、日本ではアメックスだけです。
アメックスのポイントは有効期限が無期限
そして、アメックスのポイントはビジネスカード・個人カードともに、簡単に有効期限が無期限になります。
アメックスのポイント有効期限は基本的には2〜3年。
くわしく説明すると、カード利用でポイントを獲得してから2年後の年度末までが有効期限です。つまり、4月に獲得したポイントなら有効期限は3年、3月に獲得したポイントなら有効期限2年となるわけです。
多くの法人カードはポイント有効期限が2年だということを考えると、アメックスのポイント有効期限は「普通」ですね。
でも、アメックスは1度でもポイントを何かに交換すると、それ以降はポイント有効期限がずっと無期限になるという特徴があります。
カードを手に入れてから2〜3年のポイント有効期限を迎えるまでの間に、ポイントをマイルに移行してしまえばOK。
アメックスのマイル移行の最小単位は1,000ポイント、カード利用金額で言えば10万円。
2〜3年の間に10万円を決済するだけなら、ビジネスカードはもちろん、個人カードでもハードルはかなり低いですね。
このことから、アメックスはビジネスカード・個人カードともにポイント有効期限が無期限のカードだと言ってしまっていいでしょう。
ポイント合算すればマイルをすべてプライベートで使える
冒頭でも説明しましたが、アメックスのビジネス・グリーンと個人用のグリーンをセットで持つもっとも大きな理由、それは、アメックスだけはビジネスカードと個人カードのポイントを合算できること。
この仕組みを具体的に説明します。
まず、ビジネスカードと個人カードは決済した金額100円に対してそれぞれにポイントが貯まります。
ここまでは他のクレジットカードと同じなんですが、アメックスだけはカードデスクに電話して「ビジネスカードと個人カードのポイントを合算したい!」と伝えれば、翌日にはポイントが移行されて合算されるというしくみなんです。
このポイント合算、アメックスの公式サイトでもあまり説明されていないのでプラチナ・デスクに直接電話して聞いてみたところ、ビジネスカードと個人カード、どちらにポイントをまとめるのも自由です。
このポイント合算を活用すれば、毎月の決済金額が多いビジネスカードでたっぷり貯めたポイントを個人カードに移行し、ある程度貯まった個人カードのポイントと一緒にマイル移行してプライベートで使うことも可能に。
出張の航空券は経費になるので、どうせならマイルを使わずビジネスカードで決済したいところです。
プライベートの旅行は基本的に経費になりませんから、マイルで無料になればお得ですね。
なお、ポイント合算できるビジネスカードと個人カードは、カードの色が違っても大丈夫。
たとえば、ビジネスカードはグリーンで個人カードはゴールドとか、ビジネスカードはプラチナで個人カードはグリーンとか、そういった組み合わせでもポイント合算できます。
ただ、アメックスの法人カードの中でもっともコスパがいいビジネス・グリーンを持つなら、個人カードも年会費がもっとも低いグリーンを合わせて持つのがオススメです。
ETCカードは5枚まで発行できる
そして、アメックスのビジネス・グリーンと個人グリーン共通の特徴として、本カード1枚に対してETCカードが5枚発行できることも挙げられます。
一見地味ですが、ETCカードが複数枚発行できる法人カードって、けっこう少ないんです。
そのため、ビジネスで社用車や営業車、プライベートで複数の車を所有していて車ごとにETCカードが欲しい場合、アメックス1枚に対して5枚までならETCカードが発行されます。
ただし、また、ビジネスカードの追加カードや個人カードの家族カードは、本カードとは違って1枚に対して1枚のETCカードしか発行できないので注意しましょう。
ビジネス・グリーンと個人用グリーン共通サービスまとめ
ここまで説明したとおり、ビジネス・グリーンと個人用グリーンは、事前入金や手厚い旅行・空港サービス、そしてマイル付与率が意外と高いことに加えてビジネスカードと個人カードでポイント合算ができるという点で共通しています。
アメックスの代表的なサービスが、もっとも年会費が低いグリーンで、しかもビジネスカード・個人カードの両方に付帯しているのは大きなメリットです。
ビジネス・グリーンが優れているポイント
ここまでビジネス・グリーンと個人用グリーン共通のサービスについて紹介しました。
ビジネス・グリーン、個人グリーンともにほかの法人カードとくらべて充実したサービス内容です。
でも、ビジネス・グリーンは海外旅行保険と海外からの電話サポートが個人カードよりもさらに強化され、アメックス・ゴールド並になっています。
ビジネス・グリーンと個人用グリーン、どちらも同じ年会費13,200円(税込)なので、ビジネス・グリーンの方がコスパの面だけでいうと優れているわけです。
ビジネス・グリーンの海外旅行サービスはアメックス・ゴールド並
ビジネス・グリーンは、海外旅行保険の補償金額と海外からの電話サポートの2つが個人用グリーンよりも強化されているのが大きな特徴。
ビジネス・グリーンだけは、この2つのサービスはアメックス・ゴールドとほぼ同じ内容なんです。
実は、個人用グリーンでも豊富な旅行サービスが付帯しているものの、海外旅行保険と電話サポートだけはほかのゴールドカードとくらべて劣っているという大きな欠点があるんです(泣)
そのため、個人用グリーンはトータルで見ると海外旅行の機会が多い人にはやや物足りないカードだと言わざるを得ません。
でも、ビジネス・グリーンは個人用グリーンの欠点がカバーされているので、海外出張が多い経営者にとっても十分活用できるレベルになっています。
ここから、ビジネス・グリーンと個人用グリーンの海外旅行保険、電話サポートの違いについて説明します。
海外旅行保険の補償金額
ビジネス・グリーンの海外旅行保険は、死亡・後遺障害以外のすべてにおいて個人用グリーンよりも補償金額が多くなっています。
海外で死亡したり後遺障害を負うほどの大ケガをする可能性は限りなく低いので、これはあまり問題ないでしょう。
ビジネス・グリーンの海外旅行保険で注目すべきなのは、傷害・疾病の最高300万円という補償。
他社法人カードだと、国内で有名なカード会社が発行している三井住友ビジネスカード・ゴールドやJCBゴールド法人カードの傷害・疾病補償も300万円。アメックス・ビジネス・グリーンと同じなんです。
このことから、アメックス・ビジネス・グリーンは法人カードとしては平均的な海外旅行保険が付帯していると言えます。
一方、個人用グリーンは疾病・傷害の補償金額は100万円。
年会費13,200円(税込)の個人カードの補償としては低すぎますし、実際の海外旅行では使い物にならないレベルです。
そのため、ビジネスの出張ならビジネス・グリーンがあれば問題ありませんが、プライベートの海外旅行ではアメックス・グリーン以外のカードや有料の海外旅行保険でカバーする必要があることに注意しましょう。
最後に、ビジネス・グリーンと個人用グリーンの海外旅行保険の違いを表にまとめました。
ビジネス・グリーン | グリーン(個人向け) | |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | |
疾病・傷害 | 最高300万円 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高4,000万円 | 最高3,000万円 |
携行品損害 | 1回の出張につき50万円まで (年間最高100万円) | 1回の旅行につき30万円まで (年間最高100万円) |
救援者費用 | 最高400万円 | 最高200万円 |
※海外旅行保険はすべて利用付帯
ビジネス・グリーン、個人用グリーンで航空券やホテルを決済した場合のみ適用。
ただカードを持っているだけでは海外旅行保険は適用されないので注意。
海外からの電話サポート
アメックスは世界中に事務所を持つ世界企業です。
そのため、現地スタッフが出張や旅行中のトラブルに24時間365日、日本語で電話サポートしてくれるという魅力的なサービスが付帯しています。
対応してくれるトラブルは、病気やケガによる現地病院の紹介、パスポートや帰りの航空券の紛失・盗難、空港やホテル・レストランでの電話ごしの簡単な通訳など。
多くの法人カードも似たようなサービスは用意していますが、海外拠点の数や提供サービスは世界企業であるアメックスには遠く及びません。
また、ほかの法人カードだと、トラブルのサポートなのに平日の日中しか対応してもらえないという致命的な欠点があります。
トラブルはいつ起こるかわからないのに、対応してもらえない時間帯があるのはかなり心細いですね(汗)
その点、アメックスの電話サポートは強力です。
この海外での電話サポートも、ビジネス・グリーンは個人用グリーンよりも手厚い内容になっています。
ビジネス・グリーンには「オーバーシーズ・アシスト」が、個人用グリーンには「グローバル・ホットライン」がそれぞれ付帯。
「オーバーシーズ・アシスト」は、グリーンの上位カードであるアメックス・ビジネス・ゴールドや個人用コールドに付帯している、グローバル・ホットラインの完全上位互換サービスになります。
つまり、ビジネス・グリーンは先ほど説明した海外旅行保険に加えて、海外での電話サポートもアメックス・ゴールドと同じサービスが利用できるというわけです。
オーバーシーズ・アシストは医療費の立て替えもしてくれる
オーバーシーズ・アシストとグローバル・ホットラインの違いについてくわしく説明します。
この2つの違いは、次の3つのサービスが受けられるかどうか。
- 海外で病院に行ったときの医療費の立て替え(キャッシュレス診療)
- 交通事故や物損などで現地の弁護士が必要になったときの弁護士費用の立て替え
- 身柄を拘束されてしまったときの保釈金の立て替え
オーバーシーズ・アシストは上記3つのサービスが付いていますが、オーバーシーズ・アシストは対象外です。
この中でもっとも重要なのは、海外での医療費の立て替え。
医療費の立て替えは、別名「キャッシュレス診療」。
海外で病院に行ったときの医療費をアメックスが立て替えてくれるサービス。
立て替えてもらったお金は海外旅行保険で補填されます。
このキャッシュレス診療は、今では多くの法人カードに付帯している必須と言ってもいいサービスです。
どれだけ高額な海外旅行保険が受け取れるとしても、現実問題として病院の窓口で支払える現金を持っていないことがほとんどですから。
海外の医療費は数十万円や数百万円にのぼることも珍しくなく、キャッシュレス診療がなければ病院で治療を受けることはできません。
つまり、キャッシュレス診療が利用できるオーバーシーズ・アシストは海外出張・旅行で必須のサービスだと言えるわけです。
グローバル・ホットラインはキャッシュレス診療がない
一方のグローバル・ホットラインは、キャッシュレス診療をはじめ、弁護士費用や保釈金を立て替えてくれるサービスはありません。
弁護士費用や保釈金を立て替えてもらえないのは許容できますが、キャッシュレス診療が利用できないのはハッキリ言って致命的です。
つまり、個人用グリーンはプライベートでの海外旅行で海外旅行保険を受け取ることはできますが、それは帰国してからの話。
現地の病院代を1度は自分で支払う必要があるわけです(汗)
この病院代を自分で支払う必要があるかどうかが、オーバーシーズ・アシストとグローバル・ホットラインの大きな違いだと言ってしまってもいいくらいです。
ここまで説明したとおり、ビジネス・グリーンは個人用グリーンとくらべて、海外旅行保険の補償金額とオーバーシーズ・アシストが付帯しているという点で優れています。
個人用グリーンは海外旅行で活用するには厳しい付帯サービスですが、ビジネス・グリーンなら同じ年会費であるにも関わらず、海外出張で十分対応できるだけのスペックとなっています。
ビジネスカードだけに付帯する事業サポートや福利厚生
ビジネス・グリーンは、経営者や個人事業主がビジネスで利用することが前提です。
そのため、個人用グリーンにはまったく付帯していない以下の事業サポートサービスも付帯しています。
- アメリカン・エキスプレスJALオンライン
- 企業情報や過去25年分の新聞記事を検索できる「ジー・サーチ」
- クラウド会計サービス「freee」優待
- ビジネス・コンサルティング・サービス
- 法人会員制サービス「クラブオフ」のスタンダード会員
- 消耗品や備品が割引価格で購入できる「ビジネス・セービング」
この中でも魅力的なのはアメリカン・エキスプレスJALオンライン。
このサービスは、JAL国内線の航空券を優待運賃で購入できる法人向けサービスです。
さらに、JALオンラインに無料登録するだけでJAL国内線のサクララウンジ無料利用できるクーポンが1回分プレゼントされます。
またサクララウンジのクーポンは、対象期間内に10回程度JAL国内線に搭乗すればプレゼントされるというキャンペーンが定期的に開催されるため、JAL国内線を利用する機会が多いなら活用する価値がとてもあります。
サクララウンジはJALの上級会員やプレミアムエコノミー搭乗者など、利用できるハードルがかなり高いラウンジですからね。
そのサクララウンジを、JALオンラインを利用すればエコノミーでも使えるのはメリットだと言えます。
その他、ビジネス・グリーンは企業情報や新聞記事を検索できるジー・サーチやビジネスの経営コンサルが受けられるサービス、経営者自身も含めた従業員の福利厚生に活用できるクラブオフ会員(スタンダード会員)などが付帯します。
このように、ビジネス・グリーンは個人用グリーンよりも、海外出張や事業サポートのサービスが充実しているんです。
個人カードが優れているポイント
ここまで、ビジネス・グリーンが個人用グリーンよりも優れているサービスを紹介しました。
トータルでのコスパでみると、確かにビジネス・グリーンは個人用グリーンよりも優れています。
でも、空港サービスや国内旅行サービスの一部では、個人用グリーンの方が優れているんです。
ここから、個人用グリーンがビジネス・グリーンよりも優れているサービスを説明しますね。
空港サービスは個人用グリーンのみ羽田空港も対象
ビジネス・グリーンと個人用グリーンに共通して、以下2つの空港サービスが付帯しています。
- 手荷物無料宅配サービス
- エアポート送迎サービス
この2つのサービスだけは、ビジネス・グリーンよりも個人用グリーンの方が対象空港が多くなっています。
手荷物無料宅配サービスは自宅・空港間でスーツケースを無料で宅配してくれる人気サービス。
そして、エアポート送迎サービスは、自宅や会社などから空港まで提携タクシーが定額で送迎してくれるサービス。
エアポート送迎サービスは利用できる条件がアメックスのトラベル・オンラインで国際線の航空券を手配したときと限定されますが、バスや電車の乗り換えがないので便利です。
これら2つのサービスは、ビジネス・グリーンで利用できるのは成田・中部・関西の3空港。
一方個人用グリーンなら、ビジネス・グリーンで利用できる3空港に加えて羽田空港でも利用できます。
そのため、羽田空港を利用する機会が多い経営者なら、ビジネス・グリーンと個人用グリーンの2枚持ちをしていれば羽田空港でも手荷物無料宅配サービスを利用できるわけです。
アメックス以外のカードの手荷物無料宅配サービスは、海外からの帰国時しか利用できません。
そのため、羽田空港からの出発時もこのサービスを利用したいなら、ビジネス・グリーンと個人用グリーンを合わせて持つ大きな理由になります。
個人カードは国内旅行の優待が付帯
そして個人用グリーンは、ビジネス・グリーンには付帯しない以下の特典が付帯しています。
- 一休.comの割引
- コットンクラブ
- 新国立劇場
一休.comは国内ホテル・旅館の予約サイトで、旅行で活用できる高級なところはもちろん、出張に適した低価格でありながらも一定の質のビジネスホテルも予約できます。
個人用グリーンなら、この一休.comで1回あたり数千円の割引が受けられるという特典が受けられます。
出張でのホテルを一休.comで予約している人にとっては、ビジネス・グリーンでこの割引が利用できないのはデメリットですね。
この割引は、年に3〜4回一休.comを利用するだけで個人用グリーンの年会費の元が取れます。
そのため、一休.comで出張のビジネスホテルを手配する方なら、個人用グリーンは実質年会費無料で持つことも可能になります。
その他、地味な違い
ここまでビジネス・グリーンと個人用グリーンの主な違いについて説明しました。
2枚のカードの主な違いをもう1度まとめると、主に以下の通りです。
【ビジネス・グリーンが優れている点】
- 海外旅行保険の補償金額が大きい
- 海外からの電話サポートがオーバーシーズ・アシスト(キャッシュレス診療に対応)
- 事業サポートが付帯
【個人用グリーンが優れている点】
- 手荷物無料宅配サービスとエアポート送迎サービスは、羽田空港も対象
- ホテル・旅館予約サイト「一休.com」での割引特典
そして、もっと細かい部分でも違いはあります。
ここから説明する2枚のカードの違いは、実際にビジネス・グリーンと個人用グリーンを2枚持ちして使い分けるにはあまり問題ありませんが紹介しておきます。
1.個人用グリーンはプライオリティ・パスが付帯。でも、、、
個人用グリーンだけは、ビジネス・グリーンに付帯していないプライオリティ・パスが付いています。
プライオリティ・パスは、世界1,200以上のVIPラウンジを利用できる会員制サービス。
通常なら年間99ドルの年会費がかかりますが、個人用グリーンの特典として申し込むと、年会費無料で会員になることができます。
プライオリティ・パスは海外出張が多い方から人気なので、一見個人用グリーンに魅力に感じるかもしれません。
ただ、個人用グリーンのプライオリティ・パスは、あまり実用的ではありません。
その理由は、VIPラウンジを利用するたびに利用料が数千円がかかってしまうから。
個人用グリーンに付帯しているプライオリティ・パスは、もっとも会員ランクが低い「スタンダード会員」なんです。
いくら海外の豪華なラウンジを利用できるといっても、利用料を支払わなければならないとなると活用しづらいサービスですよね。
そのため、プライオリティ・パスを手に入れたい経営者の方は、プライオリティ・パスの会員ランクが高いものが付帯するほかのカードで補うことをオススメします。
プライオリティ・パスのプレステージ会員が付帯するカード
・アメックス・ゴールド(個人用)(年会費31,900円(税込))
アメックスの個人用ゴールドならプライオリティ・パスのラウンジを年2回まで無料利用できるという特典がついています。そのため、海外出張が年に1〜2回の頻度であれば、アメックスのビジネス・グリーンと個人用ゴールドの2枚持ちでプライオリティ・パスを手に入れるのも有効な手段です。
ただ、出張が多くプライオリティ・パスのラウンジを無制限に無料利用したいなら、アメックスはビジネス・グリーンと個人用グリーンの2枚を持ち、プライオリティ・パスのためだけに以下のカードを持つことをオススメします。
・楽天プレミアム・カード(年会費11万円/税込)
個人向けカードではありますが、もっとも少ない年会費でプライオリティ・パスのプレステージ会員がついたクレジットカード。プライオリティ・パスのプレステージ会員は、回数の制限が一切なくVIPラウンジを無料利用できます。
プライオリティ・パスのプレステージ会員の年会費は399ドル(4万円以上)であることを考えると、プライオリティ・パスを手に入れるためだけにこのカードを持っても十分お得です。
・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費2万2千円/税込)
プライオリティ・パスも法人カード付帯のものがいい!ということであれば、セゾンプラチナ・ビジネスが候補に挙がります。このカードはクレディセゾンがアメックスと提携して発行している法人カードで、法人カードの中ではもっとも低い2万2千円(税込)という年会費でプライオリティ・パスのプレステージ会員がついてきます。
2.追加カードを持てるのは従業員か?それとも家族か?
ビジネス・グリーン、個人用グリーンともに、本カードだけでなく追加でカードを発行できます。
この追加カードを誰に発行できるのか?
ビジネス・グリーンと個人用カードで異なります。
ビジネス・グリーンだと、従業員を対象とした「追加カード」が、個人用グリーンなら家族を対象とした「家族カード」となります。
そのため、お子さんやご両親といった家族にビジネス・グリーンの追加カードを発行することはできませんし、逆に従業員に個人用グリーンの家族カードを発行することはできません。
ただ、もしも奥さんなどご家族を従業員として扱っているなら、ビジネスカードの追加カードと個人用の家族カード、どちらも発行可能です。
なお、ビジネス・グリーンの追加カード、個人用グリーンの家族カードともに、カードの利用金額は本カードと合わせて請求されます。
もちろん明細を見ればどのカードで決済されたのかも確認可能。
そのため、ビジネスカードなら経費の一元管理ができますし、個人カードなら家計をまとめて把握することもできます。
3.ETCカードの年会費・発行手数料
ビジネス・グリーンと個人用グリーンで、どちらもETCカードを発行することができます。
ただ、ETCカードを持つための発行手数料と年会費が、ビジネスカードと個人カードだと地味に違います。
ビジネス・グリーン | グリーン(個人向け) | |
---|---|---|
年会費(税込) | 年会費550円(税込)/枚 | 無料 |
発行手数料(税込) | 無料 | 1,100円 |
ETCカードのコストだけで言うと、個人カードは新規発行・更新のときに935円(税込)を支払うだけでいいので割安となります。
ただ、ETCカードもビジネスとプライベートで使い分けることになると思うので、年会費と発行手数料の差はあまり大きな問題はありませんね。
ビジネスカードと個人カードの2枚持ちをオススメ
ここまでアメックスのビジネス・グリーンと個人用グリーンの違いについて説明しました。
ビジネス・グリーンの海外旅行保険と海外からの電話サポートは、上位カードであるアメックス・ゴールドと同等のサービス、そして事業サポートが付帯しているのが大きな特徴です。
そのため、個人用グリーンとくらべて年会費の費用対効果は高いと言えます。
ただ、個人用グリーンにも手荷物無料宅配サービスや一休.comでの割引など、ビジネス・グリーンには付帯していないにも関わらずビジネスで活用できるサービスが付帯しています。
それに加えて、アメックスの事前入金をビジネス・プライベートの両方で、またアメックスの大きな特徴であるポイント合算を活用するためにも、ビジネス・グリーンと個人用グリーンの2枚を持つことを強くオススメします。
2枚持ちだとビジネスカードと個人用カード、両方の年会費がかかってしまい、割引などは特に受けられないものの、メリット(特にポイント合算)を考えると年会費以上の価値があると言えます。
事前入金とポイント合算を活用するだけならグリーン2枚持ち
アメックスのビジネスカードと個人カードを2枚持ちする大きなメリットは、やはり事前入金とポイント合算。
この2つのメリットを活かしたいだけなら、ビジネス・グリーン+個人用グリーンの組み合わせがオススメです。
ビジネス・グリーンと個人用グリーン、どちらもアメックスの中では年会費か低いカードなので、低コストで事前入金とポイント合算のメリットを活かすことができます。
プライベートの海外旅行が多いならビジネス・グリーン+個人ゴールド
ただ、ビジネスでの出張だけでなく、プライベートでも海外旅行の機会が多いなら、事業用にビジネス・グリーン+プライベートは個人用ゴールドという組み合わせをオススメします。
ビジネス・グリーンは海外出張に対応できるだけのサービスを備えていますが、個人用グリーンは海外旅行保険の補償金額やキャッシュレス診療に対応していないなど、海外旅行のサービスは物足りないのが実際のところです。
でも、アメックスの個人用ゴールドならこの問題は一気に解決できます。
個人用ゴールドはビジネス・グリーンと同等の海外旅行保険とキャッシュレス診療が付帯。
そのため、ビジネス・グリーンと個人用ゴールドの2枚を持てば、ビジネスでの出張とプライベートの旅行どちらもほぼ同じサービスが受けられるというわけです。
また、個人用ゴールドに付帯するプライオリティ・パスは年2回まで無料でプライベートの旅行はもちろん、海外出張でも活用できます。
個人用ゴールドは年会費31,900円(税込)と、個人用グリーン(年会費13,200円(税込))の倍以上のコストがかかってしまいますが、ビジネス、プライベートの両方で同じ海外旅行サービスが利用できることを考えると十分価値があります。
アメックス・ビジネス・グリーンと個人用グリーンの違いまとめ
ここまで、アメックスのビジネス・グリーンと個人用グリーンの違いや共通サービスについてくわしく説明しました。
ビジネス・グリーンは、個人用グリーンよりも海外旅行サービス(海外旅行保険と現地からの電話サポート)がアメックス・ゴールド並に優れているのがもっとも大きな特徴です。
ただ、せっかくアメックスのビジネス・グリーンを持つなら、事前入金やポイント合算といった他社にはないサービスを最大限活用するためにも、個人用アメックスとの2枚持ちをぜひともオススメします。
事前入金を活用すれば、限度額以上の決済が可能になります。
そのため、ビジネスとプライベートの支出をビジネス・グリーンと個人用グリーンにきっちりまとめることができるわけです。
限度額が足りないという理由で複数のカードで決済してしまい、結局ビジネスとプライベートの区別ができなくなるといった事態はまず起こりません。
そして、経費の決済で貯めたポイントを個人用カードに移行・合算してプライベートで活用できるのは嬉しいしくみです。
ビジネスとプライベートでカードを分けて区別しているにも関わらず、ポイントだけは合算できるという柔軟さは大きな魅力です。
また、ビジネス・グリーンと個人用グリーンを2枚持ちすれば、個人用グリーンに付帯している羽田空港の手荷物無料宅配サービスや一休.comでの割引をビジネス利用することも可能になります。
繰り返しになりますが、アメックス・ビジネス・グリーンの申し込みを検討しているなら、個人用グリーンも合わせて申し込み、2枚のアメックスを使い分けることをオススメします。
最後に、ビジネス・グリーンと個人用グリーンの違いを表にまとめました。
アメックス・ビジネス・グリーン | アメックス・グリーン(個人向け) | |
---|---|---|
券面 | ||
年会費(税込) | 13,200円 | |
追加カード(家族カード) 年会費(税込) |
6,600円 | |
限度額 | 審査により個別に決定 | |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) 疾病・傷害は最高300万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) 疾病・傷害は最高100万円(利用付帯) |
海外出発・旅行の 現地電話サポート | オーバーシーズ・アシスト キャッシュレス診療に対応 | グローバル・ホットライン キャッシュレス診療非対応 |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ショッピング保険 | 最高500万円 | |
空港ラウンジサービス | ○(同伴者1名も対象) | |
プライオリティ・パス | × | △ (スタンダード会員) |
手荷物無料宅配サービス ・エアポート送迎サービス | ○ (成田・中部・関西空港) | ◎ (成田・羽田・中部・関西空港) |
空港パーキング | ○ | |
海外携帯電話レンタル | ○ | |
一休.comの割引優待 | × | ○ (毎月先着100名まで) |
事業サポート | ・アメリカン・エキスプレスJALオンライン ・ジー・サーチ ・クラウド会計サービス「freee」優待 ・ビジネス・コンサルティング・サービス ・法人会員制サービス「クラブオフ」スタンダード会員 ・ビジネス・セービング | × |
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