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カード会社はどうやって利益を出しているのか?

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このページではクレジットカード会社がどうやって利益を出しているのか?について書いてみようと思います。

当サイトは法人用のクレジットカードを専門的に紹介しているわけですが、ほとんど全てのカードは年会費が掛かります。この年会費もカード会社の大きな収益源の1つに間違い無いのですが、その他にもちゃんと収益源を持って営業されています。

クレジットカードの大きな収益源とは?

クレジットカードの収益源は大きく分けると4つあります。

  1. 年会費収入
  2. キャッシングを利用された方からの利息
  3. 分割払い、リボ払いの金利と手数料
  4. 加盟店からの利用手数料

カード会社の利益はこの4つから上げられています。

それぞれについてもうちょっとくわしく見てみましょう。

1.年会費による収入

これはそのままですね。カードの年会費のことです。
年会費収入は、発行されるカードの枚数が増えるほど合計金額が大きくなり利益が膨らみます。

この年会費って何に使われているんでしょうか?
年会費をとっておいて何のサービスも提供しないとなると顧客からはクレームが上がってきて当然。会員から徴収した年会費は何かサービスに充てられています。

主な使い道は付帯サービスです。わかりやすいのは海外国内旅行傷害保険でしょうか。ゴールドカードにはほぼ付帯する特典の定番です。カード会社そのものが保険サービスを提供しているかというとそうではなく、付帯する保険は保険会社が担当しています。
カード会員が支払った年会費の一部は付帯保険の掛け金として保険屋さんに支払われています。

ゴールドカードの年会費が高いと感じることがあるかもしれませんが、付帯するサービスの一つ一つをじっくり冷静に考えてみると、それなりの事をしてくれているので高くなっても仕方ないのかなと思えるかもしれませんよ。

2.キャッシングを利用された方からの利息

これは法人クレジットカードにおいてはほとんど関係ないものになります。
なぜなら、法人用に発行されるカードの場合、キャッシング枠があることのほうが稀だからです。

事業オーナーは会社の状況がヤバくなると運転資金として多額のキャッシングに走る傾向がある・・・とかで、法人用カードにはキャッシング枠がついていない事がほとんどなんです。

ですからここで書いていることは主に個人カードの話になります。

個人用のクレジットカードには、申し込みのときに「キャッシングを希望しない」と申し出ない限りキャッシング枠というのが付いてきます。

このキャッシング枠、意外と利用者が多いようで、カード会社の大きな収入源のひとつになっています。クレジットカードを銀行やコンビニのATMに入れてキャッシングの操作をすると設定された枠の範囲でお金を借りる事ができます。金欠の時は確かに便利です。

ただ、クレジットカードのキャッシング金利って高いんです。

消費者金融とクレジットカードのキャッシング、どっちが金利高いと思いますか?

実はどっちも一緒と考えても大丈夫。
違いがあってもコンマ何パーセント程度で、ほぼ一緒。
CMでもおなじみの三菱東京UFJ銀行カードローンのほうがよっぽど安いんですよね(笑)

例えば、当サイトでも紹介してる楽天プレミアムカード。
このカードは個人用のクレジットカードなのでキャッシング枠が付いています。金利がどれくらいか?を見てみると・・・実質年率18.0%となっています。
この数字、消費者金融のアコムと全く同じです。

では具体的にいくら借りたらどれくらい利息を支払うことになるかというと、
利息の計算式は以下の公式で求められます。

利息=借りたお金の合計×実質年率×借りた日数÷365日

例えば、10万円を実質年率18.0%で50日借りた場合、
2,465円(利息)=10万円×18.0%×50日÷365

となります。

あら?意外と安い・・・と思ったかもしれませんね。
でもこれ、返済方法がリボ払いで月5,000円とかに設定されていると返済期間が長くなって利息が膨れあがることがよくあります。

一気に返済できるのであれば、全額返済を申し出て返済するのが賢い利用方法です。

ちょっと話が脱線しましたが、このキャッシングによる利息も大きな収益源になっています。

3.分割払い、リボ払いの利息と手数料

分割手数料、リボ払い手数料も先ほどのキャッシングによる利息収入に近い物です。

これは法人クレジットカードにも当てはまるものです。
少し前までは、法人用カードの支払い方法は「1回払い」だけに限られていたようですが、現在では分割払い、リボ払いに対応したカードのほうが多くなっています。

大きな決済をしたいときは分割払いやリボ払いにすると月の支払いをおさえることができるので嬉しいわけですが、ちゃんと手数料(利息)が必要になります。(JCB法人カードのように2回払いまでは手数料無料という嬉しい設計のカードもあります。)

分割払いは回数が増えるほど手数料が増しますから、キャッシュフローが許すのであれば極力少ない回数で支払いたいところです。

また、リボ払いの金利は実質年率15%になっているものがほとんど。

キャッシング金利18.0%よりは少ないですが、それでも返済期間が長くなると結構な金額になります。こちらもできるだけ早めに返したいところです。全てのカードにおいて、残額の一括返済にも対応していますので、残りの額が支払える時期が来たら一括返済がおすすめです。

このような分割手数料、リボ払いの利息もカード会社の大きな収益源です。

4.加盟店からの利用手数料

ショッピングや接待の際、クレジットカードでお会計をすると、そのお店がカード会社に利用手数料を支払っています。これが加盟店からの利用手数料です。
手数料として支払うのは、お客の支払総額の1%前後です。

今おご時世、クレジットカード払いに対応していないレストランの方が少ないですし、ネットショップではカード払いのほうが一般的。

利用者にとって便利なカード決済を導入するお店は、利用額の一部をカード会社に手数料として支払っている訳ですね。

私たちからすると、カード払いにすると支払いを一本化できる上に、ポイントが貯まる、マイルに移行できる、キャッシュバックされるなど大きなメリットがある訳ですが、その裏で、カードを利用されたお店はそれなりの手数料を支払っているということも豆知識として知っておくと良いかもしれません。

カード会社にしてみれば、そのカードを使ってもらえばもらうほど手数料が増えるわけですから、より使ってもらえるようにキャンペーンや特典を付ける努力をしているということでしょう。

最後にまとめ

カード会社の収益構造がだいたいわかったと思いますが、法人カードはなんで年会費無料のものが少ないのか?という疑問について少しヒントがあったと思います。

法人カードの場合、4つの収益源のうち、「キャッシング金利」と「分割払い、リボ払い手数料」からの収益が個人カードよりも見込めません。なぜなら、キャッシング枠は最初から付いていませんし、企業の場合、個人とくらべると分割払いもリボ払いも利用率が少ないからです。

逆に個人と比べると、カード利用額は大きくなるはずですから加盟店からの手数料は期待できるでしょう。

カード会社としては安定したサービスを提供するために、少しでも年会費が欲しいというのが本音ではないかと思います。

カード会社を儲けさせず、自分だけが得をしようと思ったら、キャッシングを利用せず、分割払い・リボ払いをしない。これだけを徹底すればカードのおいしいメリットだけいただけることになります。年会費を支払う以上のメリットも簡単に受けられますね。

法人クレジットカード一覧表

当サイトで紹介している法人カードの一覧表。年会費や特徴の概要をまとめました。

法人クレジットカード一覧表

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