カードの使いすぎで逆に経費が増えるんじゃないの?
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クレジットカードを持つと無駄遣いが多くなってしまうんじゃないか?と思った方、結構いるんじゃないですか?
管理人もそう思ったクチです。
だって、手元に現金がなくても「カードで!」といえばモノが買えてしまうわけですから。
ここでは企業がカードを導入すると使いすぎて経費が増えてしまうのか?ということを考えてみたいと思います。
まず、クレジットカードが欲しいと思った理由をあらためて整理
事業オーナーがビジネス用のクレジットカードが欲しいなと考える代表的な理由は次の3つです。
- 経費精算の手間を省くこと
- 振込手数料を節約すること
- 支払いの一本化
他にも、
お客さまと食事に行ったとき金色のカードを持っているとカッコ良い!
というような理由もあると思います(←正直なところちょっとはありますよね)が、
今回はこの理由は無視して考えます。
ではクレジットカードを導入し、決済をカードに集約する、
社員にまで持たせて徹底させるとどうなるか?
先ほどの3つの目的はほぼ解決します。
社内にこのルールを浸透させるには多少時間がかかるかもしれませんが、
徹底してしまえばウソみたいに現金出納や出張旅費の管理が楽になります。
カードで決済しまくって今まで以上に使いすぎてしまうのか?
次に、カードで決済しまくって今まで以上に使いすぎてしまうことになるのか?
ということについて。
管理人の経験からいうと、逆に節約するようになりました。
なぜなら、毎月毎月キッチリと利用明細書が届くからです。
もっとスピーディに利用状況を確認しようと思えばWEBからも確認することができます。
そこに載っているのは「いつ、どこで(どの店で)、だれが、いくら使ったのか」
こんなのがズラズラーーーーっと出ているのを見ると、
「あれ?これって本当に必要だったっけ?」
「なんで俺が払ったんだ?割り勘で良い相手だったよな?」
「グリーン車乗ったな・・・」
「このタクシー代なんだ?電車で移動できるだろ?」
「誰だ?こんな高いビジネスホテルに宿泊してるのは?」
いろいろ反省すべき支払いが見つかります(汗)
明細書を数ヶ月つづけて確認していると、そのうち段々とムダな支出が減っていきました。
法人用カードを導入するまで、弊社の場合、社員は現金精算、
代表の私は個人用のクレジットカードで立てかえて精算というやり方をしていました。
零細企業ですから毎日かかさず現金出納帳を付けている訳もなく、
時間が空いたときに一気にやるというザックリしたものでした。
これだと利用明細書のような一覧表をみる機会がほとんどないので、
いつだれがどれくらい経費を使っているのか正確に把握できていなかったように思います。
クレジットカードの導入により、毎月の明細書が届きます。
ウチの経費の使い方がクッキリ丸わかりです。
このおかげで、経費の使い方を反省するようになりムダも減りました。
同時に経費精算の手間も10分の一くらいになり、振込手数料もほぼゼロに圧縮。
管理人の会社での導入効果は激高だったと思っています。
社員に持たせるとむだ遣いするかも?
心配ですよね(笑)
これ、どうなんでしょうか。幸いウチの会社にはこういう社員はいませんでした。
毎月私が明細書を逐一チェックしているのを知っているので、逆に使いにくいと言っています。
カードを持たせてムダに経費を使ってしまうような人は、現金精算でも同じ事をしていると思いますから、あまり気にする必要はないと思います。
利益が出まくっていると使ってしまう?
税理士さんから
「利益は税金で40%持っていかれます。本当に必要なものであれば積極的に買う・使うようにしてください。税金まで考えたら40%OFFで買っているのと同じです。」
と、アドバイスをもらったことがありました。
ご丁寧にくり返し「本当に必要なものであれば、ですよ!」と
これを聞いた私が「税金払うくらいなら経費使いまくったほうがいいのか・・・」と暴走しないように適切なアドバイスをいただいたのだと思います(笑)
将来へのビジネス投資のためにお金を使うことは正しいことです。
ウチもやりました。
WEB製作の仕事が中心なので、新しくて速いパソコンを導入、プレゼン用のiPadを購入、撮影用機材を購入・・・などなど。ほとんどが将来への投資です。
中にはこれ必要かなぁ・・と思いながら、勢いで買ったものもありますが、、(笑)
ただ、これもクレジットカードを導入したこととは全く関係がないことで、
利益が出ていたから投資に回しただけのこと。
カードをもったから無駄遣いが増えたわけではありません。
いろんな経営者がいるので、「クレジットカードを導入しても使いすぎなんてしないよ!」と断言はできません。ただ、そもそもの目的が経費削減なわけですから、逆に使いすぎるということにはならないと思います。
まとめ
クレジットカードで決済したものは、毎月利用明細書が送られてきます。送られてくるまで待てなければネット上で利用状況を確認することもできます。
「いつ、だれが、どこで、いくら使ったのか?」がバッチリ載っているので、これを見るとおかしな経費、ムダな経費がどれなのかよくわかります。
数ヶ月チェックを続けるとカットできるもの、節約できるものが把握できるので、クレジットカードを導入する前に比べて経費の使い方がシビアになりました。
これはあくまで管理人の会社でのことです。
きちんと利用明細をみるとイヤでも無駄遣いがどれかわかるので、気にするようになります。
カードがあると何でも決済できてしまうから無駄遣いが増えそうだと考えるかもしれませんが、逆に節約につながることの方が多いと思います。